吉祥寺に通って、2ヶ月間のクラニオセイクラルの短期コースが終了しました。身体の中には、そして身体の外に向かっても、たくさんの鼓動や流れが規則正しくまた不規則に巡っています。それは海の波のような、風の流れのような・・・。クラニオセイクラル療法はその波の不調和から不調箇所を見つけたり、その流れと一体化することで情報を感じたり、と雲をつかむようでいて、解ってくるとはっきりと手ごたえのある療法です。
今回参加したコースでも、参加者全員が各々の手技を持ったセラピストさんで、触診技術も高かったため、むしろその多様的な見方がお互いに確認できたようなおもしろさの反面、コンフューズ感いっぱいwといった具合でした。しかしこれが本当!答えは自分で経験して見つけていく訳で、簡単に教えてもらえるっていうたぐいのものではないですよね。
三谷先生が使っている約1秒刻みの触診リズムは、私は始めて感じるリズムで、確かに早く情報を得られるかもしれません。もしかするとクラニオセイクラルリズムの中では1番物理的要素が強いリズムかな?書籍にもこのリズムは書かれていないけど、確かにクラニオセイクラルと同質の短いリズムを感じる事ができます。この情報と身体の外側まで流れ出ている圧力からの情報が一致しているかを確認して、一致したら間接法でリリースを行うという事をしばし続けさせていただこうと思います。
大変影響を受けた九島先生には、意識を入れたら必ず捨ててからタッチ、判断は禁物で、クライアントさんが自然にニュートラルな状態になるまで待つ!というやり方で習っていましたので、この方法が身についてしまっていて戸惑いました。しかしもう1歩、細部の変化まで感じられるようになりたいので、ここはもう一度意識的に行ってみようと思います。そして身についたら捨てる、の繰り返しなのでしょうか・・・。
私はクラニオセイクラル療法を数名の先生に教えていただいていますが、九島先生はエーテル体、アストラル体よりもっと外側の感覚から物理面の硬結や歪みを見つける手法がメインだったと理解しています。クライアントさんの身体の中にある大きく安定した流れで空間で包み込み、深い瞑想状態のような『場』を作り、その『場』から情報を得る感じでしょうか?
三谷先生は、筋肉や腱や骨はもちろん、各神経に正確に触れる技術を持たれているように思います。正確にその部位に目的をはっきりと持って触れる事でダイレクトに治療効果を出す事を目的としています。ですので余計なタッチは一切無く、全てのタッチをカルテに記入して臨床データとされています。大変数学的なアプローチのようですが、見ていると実はやはり空間からの情報が先にありきなのではないか?と思う事もしばしば。
教わるということは、新しい角度からの方法論を提示してもらえます。ボディーワークの奥深さと広がりはきりがないので多くのエッセンスを取り入れさせてもらいながら、私データを増やしつつ、更新しつつ・・・。
こちらは三谷先生のHPです。→ http://www.rolf.jp/index.html
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