長い歴史の中で、宗教や医療のメソッドは、大きな流れではアラビアからインドを通って中国大陸を経てここ日本に伝わってきています。ホリスティックな真理を求めたこれらの叡知は、アラビアのユナニ医学、インドのアーユヴェーダ、中国の中医学という世界3大伝統医学となり、影響し合いながら、気候、風土、食文化、国民性などのエッセンスが加わり独自の理論となりました。
3つの伝統医学に共通している考え方の基本は、宇宙の構成要素~地球の構成要素~自然~動植物~人間・・・、マクロからミクロへ、人間の身体は小宇宙であり、人間もその構成要素のバランスで健康が保たれているという考え方です。
万物の作用や互いの影響、全体の流れの秩序を、カテゴリーに分けて説明した集大成のこれらの理論は、感覚で捉えて納得するような部分もいっぱいですが、人の健康の指針として日常に取り入れると良い自然の摂理です。
今年もまたプクプクと新芽が膨らみ、春の香りや色彩に包まれる季節がやってきました。
春は、冬の間消耗を避けてじっと縮こまっていた動物や、寒さを避けるためにしぼんでいた植物も動き開き始めます。
そして動物の一員である人の陽気も活発に働き始め、溜め込んでいた老廃物を外に出そうとします。ここで排出がうまくできないと、だるさや眠さ、やる気が出ない、花粉症や喘息、消化不良等、アーユルヴェーダで言う“カファ”が増悪した状態になりやすくなります。
また排出の季節は解毒を担う“肝”が過剰に働く事になり、疲労してくると、イライラしたり寝付けないなどの症状が表われやすくなります。春は特にストレスを溜め込んだり、
暴飲暴食などで肝の働きを弱らせないことが大切なんですね。
肝を補う味覚は“苦味”“渋味”“辛味”、わかりやすく山菜や春野菜に多い味覚です。
そしてメインテーマは『発散!』身体も心も開放しましょう!
そして腎系統の機能を亢進させ、肝臓をサポートし、デトックスを促進すると、夏バテしにくい身体になるというように繋がっていきます。
1年のサイクルのスタートです。
ビデンスケアでは、アロマディープリバランス、クラニオセイクラル、ひまし油湿布と遠赤外線浴等で、お一人おひとりに合わせた施術で春のデトックスを促進していきます。
流れの良い、快適な身体を体感してください。
心より、お待ちしております。